DQと宗教観

投稿者: | 2010年2月27日

スクウェア・エニックス、「ドラクエ IX」の海外版を今夏発売 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1123529&media_id=94 DQは基本的に、日本人が好むシナリオやシステムである。 DQの街には必ずあきらかにキリスト教系の教会があり、 それが街に根付いている。神父様が街を救うなんてサブストーリーも 結構あるし、キリスト教が「正義」とみなされている部分が多々に見受けられる。 ただしこれは、日本人がファンタジーというものを想像したときに真っ先に浮かぶ、 いわば固定観念である。 中身までキリスト教の世界観なのかといえばそんなことは全くないと思う。 日本人がヨーロッパの世界観を描くときに、 神秘なものを扱う場合に扱いやすいから用いているだけであって、 中身に関して言えば、キリスト教というものを特別意識している訳ではない。 ゲーム中の神父さんやシスターはどちらかというと、 寺の住職のような性格である。 外見はキリスト教のものであったとしても、 登場人物の中身はあくまで日本人なのである。 日本人は、宗教というものが生活と一体化しすぎて形式的に根付いていないため、 (決して宗教観がないという訳ではない。) こういうキリスト教の世界観なども欧米人のような宗教的な視点ではなく、 単に、=ファンタジーということで片付けれてしまうのだ。 極端にいってしまえば、日本人にとっては、 キリスト教そのものがファンタジーの一部としか思われていない といっても過言ではないと思う。 これは、八百万の神を祀るという、いい意味で「大雑把」な 宗教観念をもつ、日本人ならではのものだ。 ということは、このゲームをキリスト教圏の人がプレイしたときにどう写るのだろう? キリスト教のことを抜きにしても、向こうの人々が日本人=侍や忍者のような感覚で見ているのと同じで、 向こうの人からすれば、中途半端で大雑把な歴史考証しか出来ていないと思うのではないだろうか? 海外で売れたFFをみれば解りやすいが、よく考えてみるとFFには、 そういった現実に則した象徴的な世界観があまりない。 それに、売れているのはファンタジックな1~6までの作品ではなく、 現代的な世界が舞台の7以降の作品が多い。 海外を視野にいれて考証したのかどうかはわからないが、 結果欧米人に受け入れやすいものになったのだと思う。 ただし、だからといってDQを海外で売るからといって、 こういった世界観にメスをいれるのだけはやめてほしい。 7~8は考えてみたら、キリスト教に対して琴線に触れる内容が多い気がするが、 あれはそのままだったんだろうか? もしそういう部分に少なからずメスをいれないとならないのであれば、 無理に海外展開などして欲しくないと思う。

DQと宗教観」への1件のフィードバック

  1. 退会したユーザー

    ウィザードリィは日本で元祖ファンタジーRPGみたいに受け取られていますが、本国では「なんか変な世界観を持った不思議なRPG」として受け入れられていたって聞いたこと有ります。
    自分Wizの死んだキャラを復活させるときの
    「ささやき えいしょう いのり ねんじろ!」とかの台詞も
    不思議だなー。でもこれが本格的なファンタジーなんだろうなと
    思っていましたが、本国でも不思議に思われていたようです。
    Wizはそこそこ日本に受け入れられたんですし、
    ドラクエも売るために世界観を変えるのは止めて欲しいですよね。

    返信

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